フリーランスの追加収入

新型コロナ危機で、新しい収入源を得る方法

新型コロナ(新型SARS)ウィルスのパンデミックで、企業経営者は、もちろん個人事業主、フリーランスの方もですが、この危機を生き残っていくために、ビジネス戦略を練り直さなければならなくなっています。

収入が減っていれば、減ったところで問題ないなら別ですが、生きていくためにはある程度は増やさなければなりません。この危機は、自民党・公明党・大阪維新らの動きを見ていれば誰でも判断できるように、長期に渡ることが容易に予想できましたから、生き方すら変えていかなければならない人も多くいるはずです。

生きていくためには、「カネ」が必要です(日本で「カネ」と言うと、「お国」が市民を支配するために叩き込んだ明治から続く「清貧」を鵜呑みにして、「お国の教え」に身も心も捧げてしまった信心深い人は不快に感じるかもしれませんが、「カネ」も「おカネ」もどちらも変わりません。「money」は「money」です)。

小規模企業者、個人事業主、ギグ・エコノミーのフリーランサー、すなわちスキルや時間を売ってカネを稼ぐフリーランスの方であれば、収入が落ち込んで、新たな収益を得る方法を模索しているかもしれません。そもそも日本はこの数十年、特にこの10年弱ほど、経済が落ち込んで底辺層の人々から順に切り捨てられていっていますので、それを素早く察知して順調にビジネスを進めている人もいるでしょう。

今後日本の経済環境が良くなるよい兆しというのも見えませんので、フリーランスの方は、本業が低調になっているのであれば、新たな収入源を見出さなければなりません。

とは言っても、実際それを見出すとなると、非常に難しいのが現状です。まずは手持ちのリソースで何ができるかを考えるべきでしょう。自分の持っているスキルや知識を生かして、楽しみつつ生きていけるだけのキャッシュフローを確保するにはどうしたらよいでしょう。

1. アフィリエイト

「なんだアフィリか」と思うかもしれません。もうアフィリエイトでカネを稼いでいる人は飛ばしてください(そもそも十分稼ぎのある人は、このテキストを読んでいないでしょうが)。

アフィリエイトとは、他社の商品を宣伝し、Webサイトを訪問した人がリンクを通じて購入するたびに、手数料を得ることができる販売方法です。

アフィリエイトで稼げなくなったという向きもありますが、市場規模は大きくなっています。

Statistaによると、アメリカのアフィリエイト市場は一方的に成長し続け、2010年には160億ドル(約1兆7千億円)だったのが、2021年は740億ドル(約8兆円)、そして2022年には820億ドル(約9兆円)と巨大な市場に成長し続けています。

矢野経済研究所によると、日本のアフィリエイト市場もまた成長し、アメリカより規模は小さいにせよ、2021年には約3,700億円、2022年には4,000億円となる見込みです。

日本に住んでいるから日本のアフィリエイトしか利用できないということはありませんので、世界中の商品を対象にしてアフィリエイト販売をすることで、収入をより増やすことができます。

オーガニック検索に頼ったアフィリエイト専用サイトは、Googleの手のひらで転がされるので、あまりお勧めしません。(※参考:What creators should know about Google’s product reviews update

オーガニック検索のSEOではなく有料検索のSEMで行えば、広告への投資より売上が上回る限り収益を得られます。

しかし、この記事の趣旨は、月何百万円も収益を増やすということではなく、新型コロナなどの影響で減った分の収入を他で賄うことはできないかということですので、まったく新しい事業としてアフィリエイトを行うのではなく、本業と関連付けて行うのが効果的です。特に顧客データベースやメーリングリストを持っているのであれば、有効活用しましょう。

例えば、ペットショップを経営しているのであれば、クライアントに情報提供するメルマガやニュースレター、あるいはブログで、クライアントがペットと生活する上で必要な商品やサービスを紹介して、関連商品からアフィリエイト収入を得ることができます。

クライアントにとって本当に役立つ情報提供を頻繁に行っていれば、アフィリエイト収入ばかりではなく、本業にもよい影響が出てきます。

2. Google AdSense

アフィリエイトと並んでフリーランスなど小規模企業者の利用が多いのが、Google AdSenseです。Google AdSenseに登録すると、Webサイトにコードを追加するだけで、GoogleがWebサイトや閲覧者に合わせて、自動的に広告を表示してくれます。収入はクリック数やインプレッション数に応じて得られます。

アフィリエイトと同様に、AdSense専用のWebサイトを立ち上げてAdSenseの収益を得るためだけに運用する人も多くいます。

そして、アフィリエイトと同様に、本業と関連付けて補助的な収入としていくのがスムーズに始められ、長続きできるコツです。

ただ、アフィリエイトとは異なり、自分で商品を選ぶことはできず、Webサイトが収益源となるため、Webサイトのトラフィックを追求することになります。

3. ブローカーになる

もし普段からコミュニティに貢献しているのであれば、人脈を活用して企業同士あるいは個人同士の出会いをサポートできます。コミュニティに参加していれば、色々と情報提供や紹介を行っていることでしょう。人脈をパッケージ化するサービスを提供すれば、収益を上げるだけではなく、本業のビジネスの顧客も広げることができます。

例えば、健康に気を使っていて健康食にこだわり、毎日ランニングをしているフリーランスのカメラマンだとします。そうるすと、ホリスティックヘルスに興味を持ち、普段から情報を集めていて、自然食品店、オーガニックレストラン、ファーマーズマーケットを定期的に利用し、ニューエイジの書籍を読んでいるかもしれません。

カメラマンの仕事が若干落ち込んだとしても、こういった自分の趣味や興味を収益化することを考えます。ホリスティックヘルスのコミュニティを立ち上げたり、紹介サービスを始め、そして、Webサイトやスマートフォンアプリへの掲載料やアドバイザーとしての料金を企業に請求したり、企業を集めてフェアを開催し、利用者にチケット販売をすることもできます。地元のビジネスをまとめあげる組織を作ってもいいでしょう。

この活動を通して、ビジネスとビジネスとをつないだことで、将来的に、本業に顧客やビジネスパートナーの紹介が舞い込む可能性も十分にあります。

4. 戦略的パートナーシップ

独りでの収益増加には限界があるかもしれませんし、身近に信頼できる他分野のプロフェッショナルがいるときには、提携してひとつのビジネスを行うことも手です。提携するので収益は減りますが、経費も減りますし、顧客数を増やすこともできるでしょう。

同じように収益が減って困っているフリーランサー同士で協力できる可能性を探ることで、一人ひとり単独では売上が落ち込んで悩んでいるフリーランサーから、繁栄する一企業として活動していくことができるかもしれません。

お互いの製品やサービスを束ねることで、顧客やクライアントにより包括的なサービスを提供することができますし、エンジニアと組めば、オンラインの有料会員サービスを開発することもできるでしょう。一人では対応できない大きなプロジェクトに取り組むことが可能になるわけです。

例えば、文章を作るのが専門のライターであれば、WebデザイナーやWebエンジニアと組むことで、高品質なWebサイトを立ち上げ、パッケージとして提供することもできるでしょう。チームとして活動することで、新しいビジネスを行うことができるようになります。

クライアントからすれば、ライティングをライターに、デザインをデザイナーに、システム開発をエンジニアに、別々に依頼することもなく一括して依頼できるので、時間も料金も節約でき、喜ばれるはずです。

5. サブスクリプション

製品やサービスを、月毎、3ヶ月毎、半年毎、1年毎の定期購入にする方法を考えてみます。定期購入の場合は、単品価格より割引となるため、顧客にとって利点がありますし、定期的な収入が得られる利点もあります。

Amazonには定期購入のサービスもありますし、小売であれば、毎月コーヒー豆を届けるなど、定期的に購入してもらうのは割合簡単に実現できます。特にテレワーク(リモートワーク)や自宅で過ごす時間が多くなっている現状では、サブスクリプション・サービスの利用が増加しています。

戦略的パートナーシップを活用して、協力して事業を行えば、商品やサービスのラインナップを増やすこともできます。紅茶専門店を経営しているのであれば、スコーン専門店と提携して、月替りの紅茶とスコーンのパッケージを届けることもできます。

小売だけではなく、サービス業においても、専門知識をマニュアルや動画にまとめ、問題解決ソリューションとして一定期間、定額で販売することもできますし、会員専用Webサイトで提供することもできます。

既成概念にとらわれない

本業の収益源を補う収入源を見つけるには、莫大な投資が必要ありません。その代わり、軌道に乗せるためには少し時間がかかるかもしれません。クライアントと話して要望を見つけ出したり、他のフリーランサーとアイディアを持ち寄ったり、競合他社の動向に注意を払ったりしましょう。

自分ができることで、それを商品にできる方法は、念入りに探せば意外に見つかるものです。自分にはこれしかできないと決めつけるのではなく、自分自身を見つめ、既成概念にとらわれずに、新型コロナ危機を乗り越えるためのヒントも参考にしつつ、柔軟に考えてみることをお勧めします。

芦屋 十貴夫

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あしやときおと申します。Webプログラミング、Webデザイン、マーケティングを生業としています。